TXT(TOMORROW X TOGETHER)の2025年ワールドツアー、ベルリン公演に実際に参加してきました。
この記事では、ウーバーアリーナのアクセスや会場の雰囲気、チケット注意点、セキュリティの流れまで、初心者にもわかりやすくまとめています。
初めての海外遠征に挑戦する方や、他ファンダムのK-POPファンの方にとっても参考になれば嬉しいです。
この記事の内容
会場情報|ウーバーアリーナ(Uber Arena)とは?
ウーバーアリーナは、ドイツ・ベルリンの中心地に位置する多目的アリーナで、約17,000人を収容できる大型会場です。
住所は「Mercedes-Platz 1, 10243 Berlin」で、アクセス面でも非常に便利です。
最寄駅である「S+U Warschauer Straße」駅からは徒歩5分ほどの距離で、交通機関としてはSバーン、Uバーン、バス、トラムが利用可能です。
当日はこの駅を利用して現地に向かいましたが、駅を出た瞬間からTXTのグッズや服を身につけたファンが大勢歩いていて、その流れに乗るだけで迷うことなくたどり着けました。
会場の周辺にはレストランやショッピングモールが点在しており、開場までの待ち時間も快適に過ごせます。
特に印象的だったのは、会場の外で無料配布されていたポップコーン。
TXTのオリジナルカップに入っていて、まさにライブ前の気分を盛り上げてくれる演出でした。
これはVRライブのプロモーションの一環だったようですが、椅子に座ってリラックスしながら楽しめる点も嬉しいポイントです。
海外ライブに不安を感じていた自分にとって、現地の温かい空気感に少しホッとさせられた瞬間でもありました。
チケット注意点|スクリーンショット不可!アプリ問題も
今回のベルリン公演のチケットは、Ticketmasterでオンライン購入しました。
しかし、思わぬ落とし穴があったのです。
日本のApp Storeでは、Ticketmasterの現地版アプリがインストールできず、表示すらされない状態でした。
アプリが必要だと思い込み、不安な気持ちで現地に向かったのですが、結果的にはアプリがなくても入場できました。
送られてきたメールに記載された公式サイトのリンクからQRコードを表示すれば、それを提示してそのまま会場に入場できます。
ただし、重要な注意点があります。
ウーバーアリーナでは、スクリーンショットでの入場はできません。
QRコードが動的に更新される仕組みになっているため、静止画像では読み取ってもらえず、エラー扱いになる可能性があります。
つまり、入場の直前にメールからリアルタイムでコードを表示させる必要があるということです。
海外遠征でネット環境が心配な場合は、現地SIMやeSIM、ポケットWi-Fiを準備しておくと安心できます。
ライブ当日に焦らないよう、事前準備をしっかり整えておきましょう。
セキュリティチェック|日本よりかなり厳しいです!
ウーバーアリーナの入場時には、日本のコンサートとは比べものにならないほど、厳格なセキュリティチェックが行われます。
まず、持ち込めるバッグのサイズに明確な制限があり、A4サイズを超えるバッグは原則として持ち込み禁止です。
サイズを超えてしまうと、その場で預かり対応がないため、離れた場所にあるコインロッカーに預けてくるように言われます。
筆者自身も、少し大きめのリュックサックを持っていたため、係員から再度確認され、ヒヤリとしました。
また、飲み物や食べ物の持ち込みも完全に禁止されており、入り口で破棄を指示されます。
金属探知機によるボディチェックが全員に実施され、さらにバッグの中もポーチ単位で開けられて中身をしっかり確認されました。
この徹底ぶりは、イベントの安全性を重視するヨーロッパのライブ文化ならではとも言えるでしょう。
周囲のファンたちを見渡しても、極力荷物を減らし、小さなショルダーバッグと手持ちのペンライトだけというスタイルが主流になっていました。
日本ではペンライトやうちわを大きなカバンにしまって入場する人が多いですが、海外では見せて持つスタイルの方がスマートで安心です。
事前に規約をチェックして、トラブルのない準備を心がけることが大切です。
ライブ中の雰囲気|日本との違いが新鮮!
ベルリンでのTXTライブが始まった瞬間、日本のコンサートとはまるで違う空気に包まれたのをはっきりと感じました。
会場に足を踏み入れる前から、大勢のファンが大合唱しており、思わず「時間を間違えたのでは?」と慌ててしまいました。
実はそれ、開演前に流れていたミュージックビデオに合わせて、現地のMOAたちが自発的に歌っていたものでした。
始まる前からすでに熱気に包まれており、その光景だけでも感動が込み上げてきます。
ステージが始まってからも、ライブの進行はかなり自由な雰囲気です。
日本のような掛け声やコールはほとんど聞こえず、その代わりにファン一人ひとりが好きなように応援していました。
ペンライトは事前設定が不要で、手に持ったまま自由に振るだけで充分。
しかも驚くべきことに、写真や動画の撮影は禁止されておらず、スタッフも特に制止する様子はありませんでした。
これは日本ではまず見られない対応で、思い出をしっかり記録に残したい海外ファンにとっては非常にありがたい環境です。
ステージに合わせて一緒に歌うファンの姿も多く、まるでアーティストとファンが一体となったようなライブ体験ができました。
この自由さと一体感は、まさに“現地ならでは”の醍醐味だと感じます。
ちょっと心温まったエピソード
ライブの直前、私はペンライトの設定について不安を感じていました。
日本の会場ではBluetooth連携などの事前設定が必要なことが多いため、今回のベルリン公演でも同じなのではないかと心配になったのです。
会場内でペンライトを手に取り、周囲の様子をちらちらと確認しながら、設定方法を調べようと焦っていました。
そのとき、隣の席に座っていた女の子が優しく微笑みながらこちらを見て、何かを伝えようとしてくれました。
彼女は言葉ではなく、翻訳アプリと身振り手振りを使いながら、「何も設定しなくて大丈夫」と丁寧に教えてくれたのです。
その言葉に救われた気持ちになり、不安がふっと軽くなりました。
言語が異なっていても、同じアーティストを愛する気持ちがあるだけで、こんなにも優しいつながりが生まれるんだと、胸が熱くなりました。
ライブという特別な時間を共有するなかで、たった一言の親切が、忘れられない記憶になる。
その瞬間、ただの音楽イベントではなく、人と人との心を結ぶ場所なのだと改めて感じた体験でした。
ライブ後の帰り道と治安の話
TXTのライブが終わったのは、現地時間でかなり遅い時間でした。
感動に包まれながら会場を後にする中で、頭をよぎったのは「ベルリンの夜道をひとりで歩くこと」への不安でした。
日中はにぎやかで安心感のある街並みも、夜になると雰囲気が変わり、人通りも少なくなっていきます。
正直なところ、女性ひとりでの移動は少し心細く感じました。
そんなとき、偶然にも帰り道で、同じホテルに滞在していたカップルや家族連れと合流できたのは本当にありがたい出来事でした。
言葉を交わすことはほとんどありませんでしたが、自然と歩調を合わせるようにして、一緒にホテルまで向かいました。
その道中、「男性がそばにいるだけで、こんなにも安心感が違うのか」としみじみ感じたのを覚えています。
やはり海外での遠征では、夜間の移動はできるだけ複数人で行動するのが安心です。
事前に宿泊先や会場近くのルートを確認しておく、帰り道で人が多いルートを選ぶなど、安全面の対策をしっかり行うことが大切です。
ライブの余韻を穏やかに味わうためにも、「安全第一」で遠征を締めくくる意識を忘れないようにしましょう。
まとめ|不安もあったけど、忘れられない1日
今回のベルリン遠征では、Ticketmasterのアプリ問題や会場でのセキュリティの厳しさ、言語の壁といった、いくつもの不安要素がありました。
慣れない海外のライブ環境に戸惑うことも多く、出発前には少なからず緊張や心配があったのも事実です。
しかし、実際にステージでパフォーマンスするTXTの姿を目にした瞬間、そうした不安は一気に吹き飛び、ただただ胸が熱くなるような感動がこみ上げました。
初めての海外ライブという挑戦は、自分にとって大きな一歩でしたが、それ以上に「行って本当によかった」と心から思える特別な体験になりました。
ライブの感動だけでなく、現地ファンとの小さな交流や、異国の文化に触れることができた旅の一つひとつが、かけがえのない思い出として残っています。
これから遠征を考えているMOAの皆さんや、初めてのK-POP海外ライブに挑戦しようとしている方にとって、この体験記が少しでも背中を押す存在になれたら嬉しいです。
「不安があるのは当然。でも、その先には想像以上の感動が待っている。」そんなことを伝えたくて、この記事を書きました。
ぜひ、安全対策をしっかりしながら、思いきって一歩を踏み出してみてください。